◆管理職編◆ヒント6:「やがて大きくなる人物」の見分け方
【ご質問】
★部下の育成ポイントについて、お尋ねします。
その1) 伸びる社員と伸びない社員の違いは何だと思われますか?
その2) やがて大きくなる人物の見分け方は?
その3) 1と2から、若手社員の育成において、重視したいポイントは?
【ポイント】
「やがて大きくなる人物」の資質として、本の中では、
考え方や描いている夢などのスケールの大きさを挙げました。
その他、どのような資質があるか、
私が今まで出会った人から学んだことをお伝えしますね。
①「素直な心」
ひとつ選ぶとすると
「素直な心」をあげたいです。
伸びる社員と伸びない社員の違いも
ここにあると思います。
どれだけ吸収力のいいスポンジになれるか!
新しい情報や知識を吸収し
チームのメンバーの意見も聞き入れ
さまざまな気づきを得て
尚且つ、得たことを試してみる行動力があれば、
どんどん成長していきます。
仕事で成功する確率が高まりますよね。
斜に構えていたり、疑念があれあば、
独力で臨むしかなく、
それだとやはり限界があります。
なかなか、自分の壁を乗り越えることができないと思います。
そして、いつまでも謙虚で「素直な心」であり続けることができる方は
松下幸之助さんのように
人生においても、いつまでも輝きつづけることができるのではないでしょうか。
松下幸之助さんのかつての部下が
「あまりにも素直なので、逆にこわい」
と、おっしゃっていました。
いい加減なことを言えない、
というプレッシャーが有ったようです。
★松下幸之助さんの言葉
素直な心はあなたを
強く、正しく、聡明にする。
②「巻き込む力が強い」
仕事を成功させるためには、快く協力してくれる仲間が必要です。
かつての仕事仲間で、それはそれは上手に人を巻き込む社員がいました。
いかに動いてもらえば、自分の仕事がうまくいくのか
よく分かっていました。
あなたの為ならば協力を惜しまないよ、と
こころよく支援してくださる人を増やしていくことは
とても大切ですね。
その人には、
常に相手の立場にたって発想し行動すること
相手を尊重するマインドがありました。
実に自然体で、できておられましたので
尊敬していました。
③「人のせいにしない」
問題が発生したり
思うようにいかなかった時に
「○○さんのせいだ」
「いまの社会や環境が悪いから」
と、原因を自分以外のところに求める人は
伸びないでしょう。
責任を転嫁して、
逃げていることに気づかない人もいます。
自分がどうしたらよかったのか
常に「どうすれば!」
という視点に立って考え行動する人は
成長しますね。
ある例会で、突き抜けている経営者が放った一言
「地球の反対側で起こっている問題を、
どれだけ自分事として捉えていますか!」
脱帽です!!
④「言い訳しない」
何かのせいにしない人は、
同時に言い訳もしないですね。
突き詰めれば、
見込みが甘かったり
計画の立て方に問題があったりと
うまくいかなかった本当の原因は
必ず自分の中にあるものです。
そして、
言い訳をしない人は
前しか見てない
大変な努力家でもあります。
自分に厳しくなれる人は凄いですね
いやあ、甘ちゃんの私は恥ずかしい限りですが…
⑤「動きが速い」
こんなことをしたい
あんなことをしたい
と、言っている間に
「やってみたよ!」と
結果を出してくる方がいますよね。
どれだけ速いの!!
と、あぜんとすることがあります。
考えてばかりいては、結果はでないですものね。
先延ばしにしないで
すぐやる、今やる
「今でしょ!!」
の方、素晴らしいです。
⑥「柔軟で切り替えが速い」
いつまでも執着しないで、変化に柔軟に対応できる、
その判断が速い。
以前勤めていた会社の優秀な営業マンの話ですが、
どうやら、他社でも有名だったようです。
他社の営業マンから聞いた話です。
競合していて
他社の営業マンも必死に攻防を繰り返していたのだけれど、
気が付けば、いつの間にかに
その優秀な営業マンは消えていたそうです。
つまり、独り相撲していたことに気づかされたとのこと。
これはダメと判断したら、見切りをつけるのが早く、
無駄な時間を使わない。
その見極めが凄いのだと思います。
⑦「胆力がある」
優秀な営業マンは同時に胆力のある方でもありました。
トップの決断力が組織を左右します。
胆力のある人が、
やがて大きな人物になる
と、つくづく思います。
「やがて大きな人物になる」方の資質を7つ挙げました。
①「素直な心」
②「巻き込む力が強い」
③「人のせいにしない」
④「言い訳しない」
⑤「動きが速い」
⑥「柔軟で切り替えが速い」
⑦「胆力がある」
ご質問の答えを考えてくださった方、
ありがとうございます。
大切なのは、
部下を大きく育てるために
どうするか!
ですね。
①から⑦の中には、
育成することで鍛えていくことができるものもあります。
部下の育成は大変ではありますが、
その成長は、
管理職としての醍醐味でもありますね!
★ 部下を大きく育てる7つのポイント ★
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