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強い組織をつくる 実践25のヒント便り

部下を大きく育てる7つのポイント

◆管理職編◆ヒント6:「やがて大きくなる人物」の見分け方

【ご質問】

★部下の育成ポイントについて、お尋ねします。

その1) 伸びる社員と伸びない社員の違いは何だと思われますか?

その2) やがて大きくなる人物の見分け方は?

その3) 1と2から、若手社員の育成において、重視したいポイントは?


【ポイント】


「やがて大きくなる人物」の資質として、本の中では、
考え方や描いている夢などのスケールの大きさを挙げました。

その他、どのような資質があるか、
私が今まで出会った人から学んだことをお伝えしますね。


①「素直な心」

ひとつ選ぶとすると
「素直な心」をあげたいです。

伸びる社員と伸びない社員の違いも
ここにあると思います。

どれだけ吸収力のいいスポンジになれるか!

新しい情報や知識を吸収し
チームのメンバーの意見も聞き入れ
さまざまな気づきを得て
尚且つ、得たことを試してみる行動力があれば、
どんどん成長していきます。

仕事で成功する確率が高まりますよね。

斜に構えていたり、疑念があれあば、
独力で臨むしかなく、
それだとやはり限界があります。

なかなか、自分の壁を乗り越えることができないと思います。

そして、いつまでも謙虚で「素直な心」であり続けることができる方は
松下幸之助さんのように
人生においても、いつまでも輝きつづけることができるのではないでしょうか。

松下幸之助さんのかつての部下が
「あまりにも素直なので、逆にこわい」
と、おっしゃっていました。

いい加減なことを言えない、
というプレッシャーが有ったようです。

★松下幸之助さんの言葉

 素直な心はあなたを
 強く、正しく、聡明にする。


②「巻き込む力が強い」

仕事を成功させるためには、快く協力してくれる仲間が必要です。

かつての仕事仲間で、それはそれは上手に人を巻き込む社員がいました。

いかに動いてもらえば、自分の仕事がうまくいくのか
よく分かっていました。

あなたの為ならば協力を惜しまないよ、と
こころよく支援してくださる人を増やしていくことは
とても大切ですね。

その人には、
常に相手の立場にたって発想し行動すること
相手を尊重するマインドがありました。

実に自然体で、できておられましたので
尊敬していました。



③「人のせいにしない」

問題が発生したり
思うようにいかなかった時に
 「○○さんのせいだ」
 「いまの社会や環境が悪いから」
と、原因を自分以外のところに求める人は
伸びないでしょう。

責任を転嫁して、
逃げていることに気づかない人もいます。

自分がどうしたらよかったのか

常に「どうすれば!」
という視点に立って考え行動する人は
成長しますね。

ある例会で、突き抜けている経営者が放った一言
「地球の反対側で起こっている問題を、
 どれだけ自分事として捉えていますか!」

脱帽です!!



④「言い訳しない」

何かのせいにしない人は、
同時に言い訳もしないですね。

突き詰めれば、
見込みが甘かったり
計画の立て方に問題があったりと
うまくいかなかった本当の原因は
必ず自分の中にあるものです。

そして、
言い訳をしない人は
前しか見てない
大変な努力家でもあります。

自分に厳しくなれる人は凄いですね

いやあ、甘ちゃんの私は恥ずかしい限りですが…



⑤「動きが速い」

こんなことをしたい
あんなことをしたい
と、言っている間に
「やってみたよ!」と
結果を出してくる方がいますよね。

どれだけ速いの!!

と、あぜんとすることがあります。

考えてばかりいては、結果はでないですものね。

先延ばしにしないで
すぐやる、今やる
「今でしょ!!」
の方、素晴らしいです。

⑥「柔軟で切り替えが速い」

いつまでも執着しないで、変化に柔軟に対応できる、
その判断が速い。

以前勤めていた会社の優秀な営業マンの話ですが、
どうやら、他社でも有名だったようです。

他社の営業マンから聞いた話です。

競合していて
他社の営業マンも必死に攻防を繰り返していたのだけれど、
気が付けば、いつの間にかに
その優秀な営業マンは消えていたそうです。

つまり、独り相撲していたことに気づかされたとのこと。

これはダメと判断したら、見切りをつけるのが早く、
無駄な時間を使わない。

その見極めが凄いのだと思います。



⑦「胆力がある」

優秀な営業マンは同時に胆力のある方でもありました。

トップの決断力が組織を左右します。

胆力のある人が、
やがて大きな人物になる
と、つくづく思います。



「やがて大きな人物になる」方の資質を7つ挙げました。


①「素直な心」

②「巻き込む力が強い」

③「人のせいにしない」

④「言い訳しない」

⑤「動きが速い」 

⑥「柔軟で切り替えが速い」

⑦「胆力がある」


ご質問の答えを考えてくださった方、
ありがとうございます。

大切なのは、
部下を大きく育てるために
どうするか!
ですね。



①から⑦の中には、

育成することで鍛えていくことができるものもあります。

部下の育成は大変ではありますが、
その成長は、
管理職としての醍醐味でもありますね!




★ 部下を大きく育てる7つのポイント  ★

ご意見やご質問などございましたら、お気軽にお寄せください♪♪
感想などいただけますと、とても嬉しいです。


「こんな取組みでこんな効果が出ています」なども
披露していただけましたら、ありがたいです。  


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