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【育成・コミュ】快く行動を見直してもらえる処方箋!

前回の「Z世代と共創必須の時代に!」を読んで下さったKさんから、嬉しいお知らせが届きました。

これからZ世代とコラボして新規事業を始めるとのこと

なんと素晴らしい!
Z世代との共創が、身近なところから始まっていました。

近日中に Kさんと「Dreams Come True」 Facebook Live を実施します。
夢を語れる仲間がいるって、幸せです!



それでは、本日のテーマに入りますね。

風通しのいい職場づくりに役に立つ「アサーション」というコミュニケーションのトレーニング方法があります。

アサーションには3つのタイプがあります。

非主張型・攻撃型・アサーティブ


非主張型は「私はokではない、あなたはok」

攻撃型は「私はok、あなたはokではない」

アサーティブは、「私はok、あなたもok」

目指すところは「アサーティブ」

相手に配慮しつつも自分の気持ちを率直に伝える、さわやかな自己表現ができるようになることです。

 ハラスメント対策にも役に立ちます。

今回は、そのスキルを使って「はい、分かりました!」と、快く行動を見直してもらいやすい伝え方を深堀します。

本日のテーマ 

快く行動を見直してもらえる処方箋
素直に「分かりました」と行動を変えてもらうには!


「部下にコピーを頼んだら、下側が切れていた」

こんな時、皆さまは、どのように、部下を指導しますか?

「全く、何をやらせてもいい加減なんだから!」
と、感情をぶつけてしまっては、相手も不愉快な気分になりますね。

その言葉の続きに「できない奴だなぁ」という心の声が聞こえそうです。
これは、「攻撃型」のタイプになります。
(私はok,あなたはOkではない)

これでは、相手も自分が悪いと分かっていても「すいませんでした」と、素直に言いにくいものです。 
研修では、このようなお題を出して考えていただきます。

このお題を、2人ずつチームになって考えてもらっていたのですが

 40台の男性の答え
「めんどくさいから、自分がやってしまいます。
 自分がやった方が早いですから」

この方は、「非主張型」です。
(私はokではない,あなたはOk)

「これは、トレーニングなので考えてみましょう」と促すものの
「それしか浮かびません」とおっしゃるので、驚きでした。

下側が切れないように
 「お願いする」
 「指導する」

という発想自体が全くない。長い間に作られた行動パターンが習慣化されています。 
依頼することが面倒、任せることができないと指導する立場にもなれない
いつまでたっても今の仕事に甘んじていなければならない

つまり、成長できないですね。
そのようなことに気づいていただけた貴重な時間となりました。

「Iメッセージ」で伝える!
言いたいことは「私は」を主語にして伝えよう


「YOUメッセージ」の主語は「あなたは」

たとえば、「遅いじゃないか!」と言った表現はあなたのせいで私は不快になっているということを、感情的に伝えています。

「焦点は相手自身」で「責任も相手にある

「私は」を主語にして伝えようとすると
「突然のことなので、私は困ります」

というように、相手やその時の状況について自分はどう感じているのかを正直に相手に伝えやすくなります。

「焦点は相手の行動」で「責任は自分が持つ

表現になりますので相手に脅威を与えずに、伝えることができます。

例えば、「それは違うよう」と言えば「私だけが正しい」と言ってるようなものですが、「私の考えは違います」と言えば相手を否定することにはなりません。

伝え方ひとつで、随分相手に与える印象が変わりますね。

アサーションは基本的人権
誰もが自己主張する権利がある


「自分でやった方が早い」の40代男性は、どんな状況でも非主張的な態度を取っているようです。

非主張型の特徴は、

  •  自分を抑えて、自分の意見を伝えず、相手の意見を受け入れることでその場をしのごうとする。
  •  自分より相手を優先し、自分は後回し。
  •  葛藤をさけ、あきらめの気持ちがある。

これが続くと、
我慢や恨みが積み重なって、ある日突然爆発することもあります。

そして、自分が何を考えているのか分からなくなります

こういった方は、自分の考えを飲み込まないで主張するトレーニングが必要になります。

リーダーになっても、人に任せられないから、全て自分が引き受けてしまい、仕上げることができないような仕事も断れなくて引き受けてしまいアップアップして逆に問題を引き起こしてしまう可能性もあります。

任せること、上手に仕事を依頼することを学ばないといけませんね。

いかがですか?
皆さまの職場にこのような方がいませんか?

このようなタイプの方は、うつ病にもなりやすいです。
是非、アサーションの権利を使えるようになってもらいたいです。

そして、「言わない」のと「言えない」とは大きな違いです。
「言わない」「言う」いずれを選択しても
結果として発生することは自己責任 

それが、アサーションの考え方です。

コミュニケーションは相手に伝わって初めて成立です


40代の男性は、20代の女性(まさにZ世代)とペアーだったのですが、最終的に2人で出した答えは素晴らしかったです。

「いつも仕事、頑張ってくれてありがとう。助かってるよ。
 今回のコピーなんだけど、下側が切れているから、私は困ってるの。
 どうやったらうまくコピーできるか、一緒にやってみよう。
 これから気を付けてね」

ここまで言われたら、「はい、分かりました」

と素直に行動を改めようと思えますよね。

実にうまい。

相手に配慮しつつも、最終的にはどんな行動をしてもらいたいのか相手にしっかり伝わり行動を改めてもらえる可能性が高そうです。

見事に「アサーティブ」になれました。

コミュニケーションは相手に伝わって初めて成立です。

20代の女性はコミュニケーションの勉強をしたことがないZ世代の方でしたが、経験豊かな先輩顔負けのナイスな回答に、一同大きな拍手!

どんな風に言って指導してもらうと、気持ちよく「はい、分かりました」と思えるか、自分の希望を、周りの先輩に伝えたかったのかもしれませんね。

40代男性にとっても、いい経験になったことでしょう。

 「アサーティブ」は
私もOk,あなたもok
自分も相手も尊重するマインド 

今日、もしうまく伝わっていないなと思われることがありましたらアサーションのことを思い出して

「Iメッセージ」を使ってみましょう!



それでは
今日も、ワクワク
楽しい1日をおすごしくださいね!!



最後までお読みいただき
ありがとうございました♪

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