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強い組織をつくる 実践25のヒント便り

衝突がないチームは成長しない!

◆チーム編◆ヒント8:チームが育つプロセス

【ご質問】

★想像をたくましくして下さい。

 会社で新商品を開発することになりました。
 そして、責任者として抜擢されました。
 

 その1) どんなメンバーと取り組みますか?

 その2) メンバーと共有しておきたいことは?

 その3) 合意形成のために、普段意識していることは?

【ポイント】

衝突がないチームは

 横並び
 同じ価値観
 多様性がない
 迎合している
 イエスマンの集合体

といえます。

そのようなチームでは、
新商品の開発を検討するにしても
侃々諤々(かんかんがくがく)の意見交換もできず
新たな発想を得るような機会にも乏しく
ありきたりなパットしない無難な企画に
安易に全員賛成して落ち着いてしまう可能性が高いですね。

それでは、売れる商品はつくれません。
全員賛成の商品は売れないと言われています。

お客様が
「こんなのが欲しかったのよ!」
と喜んでくださるようなものを
考え付く可能性は低いでしょう。

では、
どんなメンバーを募りましょうか

チームが発展し成長するためには
さまざまな考え方・物の見方に気づき
いろんな角度からの
活発な意見交換が必要と考えます。

前途多難かもしれませんが
議論が紛糾するようなメンバーを募りたいものです。

現代社会は価値観も多様化し、
何が正解なのか誰にも分からない世界です。

そういう時代だからこそ、
構成されるメンバーも多様性を重視して集めたほうがいいでしょう。

 国籍 
 年齢
 性別 LGBTQ+
 役職 
 部門横断的に横軸を通す
などなど。

そして、
心理的安全性を担保するということは仲良しこよしではない
ことも、覚えておいていただきたいです。

反対意見を出しやすい場づくりをする。

ダメだしをするのではなく
「なるほど、そうだね」
と、いったんは受け止めることが大事です。

自分と違う物の見方をしている人の存在が、
自分の器を大きくしてくれます。

相違する意見がでれば、しめたと思いたい。

お互いが相手の立場になってメリットを考えてみる
自分の押している意見のデメリットを考えてみる
などして
双方向から深めていければいい。

そうやって、最適解を探っていき
合意形成ができれば最高ですね。

メンバーと共有したいこと
かりに、迷走しそうになった時には
ビジョン・ミッションに立ち返る。

なんのために、誰のためにといった目的
そこにもどって判断する。

そうすることで、
建設的な話し合いの場に戻ることができます。

こんな時にも、ビジョン・ミッションが生きてきます。

しっかり共有しておきましょう。

チームの力を信じましょう!

企業研修で部下指導などをテーマにして
グループディスカッションをすることがあります。

そんな最中に
なんで、こんな時にそんなことを!
なんという発言をするの!
と、驚くことがあります。

発言の主は、
どちらかというと自己主張の強い
いわゆる声の大きい管理職であることが多いですね。
部下との関係づくりができていないタイプです。

そんな時、参加者全員に
「この件について、他の方はどう思いますか?」
などと、投げかけると、
日頃から部下の心をつかみ工夫していることを
披露してくれる管理職がいます。

いい答えが返ってくるものなのです。

こちらが答えを出す必要はありません。

そのような管理職は、
部下との信頼があつく
しっかり部下の気持ちに寄り添いつつも
ダメなところはダメ
と、うまくさとし
絆を深めています。

地味で目立たないけれど、
実はやることしっかりやっておられます。

そいうった人物にもスポットライトがあたります。

それが、チームの力ですね。

いろんなメンバーがいればこそ
いろんな学びがあり成長があります。

切磋琢磨です。

意見の衝突は
チームと個人の成長に欠かせません。

リーダーにとっては
大変な局面もあるかもしれませんが、

チームのみんなの力を信じて
粘り強くサポートしましょう。

★ 衝突がないチームは成長しない! ★ 

ご意見やご質問などございましたら、お気軽にお寄せください♪♪
感想などいただけますと、とても嬉しいです。

「こんな取組みでこんな効果が出ています」なども
披露していただけましたら、ありがたいです。  


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