◆管理職編◆ヒント3:不満ばかり言う部下と信頼関係をつくる
【ご質問】
★あなたの信頼関係づくりについてご質問です。
その1) メンバーが不満げに相談があると言ってきた場合、
どのような聞き方が相手の成長につながると思われますか?
その2) メンバーとの信頼関係を深めるために、
コミュニケーションで意識していることは?
その3) あなたが信頼している方は、どのような接し方をされていますか?
【ポイント】
不平不満でいっぱいの部下の気持ちを静めることができるのは
「傾聴」しかありません。
クレームを言ってこられるお客様の対応も同様ですね。
いずれにしても、根底にあるのは
気持ちを分かってもらいたい、という切実な思いでしょう。
火に油を注ぐようなことにはならないように
しっかり話を聴くとはどうすることなのか理解していただいて
実践で使えるようになっていただきたいです。
部下の不平不満は、
まずは30分、話をさえぎらず聴きましょう!
全部吐き出してスッキリしてもらうのが一番です。
決して、聞いたら負けではありません。
(時々おられます。「聞いたら負け」と思っておられる方)
前回、「傾聴」は簡単ではないことをお伝えしました。
傾聴上手になれるポイントを4つお伝えしましょう。
ポイント1) 自分の価値観が出てきて傾聴のじゃまをしそうな場合、
どうすればいいか!
それは、「耳で聞かず、心で聴く」
相手の話に全神経をフォーカスしましょう。
そうすると、相手の表情や動作にも注意を払うようになり、
相手の目を見ながら、
相手の言葉を待つようになります。
そして、相手の言う通りに話を受け止め、共感すると
相手は「受け入れられたんだ」という安心感から
自分の思いを伝えようという気持ちになります。
★コツは、相手の話に興味を持って聴くことです。
「良い点を見つけよう」
「為になることがあるはずだ」
と、思って相手の話を聴きましょう。
ポイント2) 受容と共感が大切!
でも、実際のところどうすればいいの?
相談者の悩んでいることが、些細なことに見えたとしても
①「それは大変な問題だね」
自分は相談者を攻撃しないということ、
つまらない話ではないとわかっているということを伝える。
②「苦しかったね」
いかに苦しい想いを持っていたか分かってもらえるだけで
大きな安心感となる。
③「良く頑張っているね」
まだ頑張れと言うのではなく、
苦しいながらも頑張ってきたことを評価する。
このような言葉かけをしていきましょう。
ポイント3) 聴くときの態度
威圧感を与える腕組みをしないで
相手の話が促進されるように
少し前のめりの姿勢で
あいづち、うなずきをしながら
聴きましょう。
ポイント4) 傾聴で気を付けたい発言
「その話はもう知っている」
「そんなことが聞きたいのではない」
「結論から先に言って」
等々
あれやこれやと、全てに注意を向けるのは
なかなか大変と思われたかもしれませんね。
「傾聴」は、やはり訓練が必要です。
ここではあまりふれていませんが、
相手を話しやすくするために
テクニックも必要になります。
スキル習得には時間がかかります。
なので、
まずは30分
さえぎらずに相手の話を聴くことを
お勧めしています。
傾聴マインドは、相手の心を開き
より良い人間関係を作っていくためには
なくてはならないものです。
これはあらゆる場面で活用できます。
人生を豊かにするためにも
相手を尊重し
しっかり相手の話を聴いて
信頼関係を深めていきましょう。
そうやって、
心のネットワークを広げ
豊かな人生を送ってまいりましょう。
★ 傾聴でより良い人間関係を築き、人生を豊かにしよう! ★
ご意見やご質問などございましたら、お気軽にお寄せください♪♪
感想などいただけますと、とても嬉しいです。
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披露していただけましたら、ありがたいです。
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