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強い組織をつくる 実践25のヒント便り

活気あふれるチームは、アイデアの宝庫

◆チーム編◆ヒント4:活気あふれる職場にするための処方箋

【ご質問】

 ★チーム編 ヒント2の理想的なミーティングの続きです。

 その1) ミーティング毎に目的やゴールが明確で、
      参加メンバーがゴールをイメージしやすい状態になっていますか?   
                

 その2) メンバー全員が発言できる仕組みがありますか?
       

 その3) ミーティングが終わった時点で、
      各メンバーが次の行動に移せるようになっていますか?

【ポイント】


私にも辛い経験があります。

ある勉強会のミーティングでのこと。
ブレーンストーミングでアイデア出しを行っていました。
(※ブレーンストーミングでは、たくさんのアイデアを出すことが目的なので、
  アイデアの「質」より「量」を重視します。なので、ダメ出しをしまぜん。)

頭の中をクルクルと
この時間を楽しんでいました。

これは名案と思って、発言!!

と、ところが、
ファンと慕っていたある方から

 「伊藤さん、それは違うね」と言われて

 ガーーーン!!


自信喪失
わたしはダメだ
なんの役にも立たない
ショック!
さらに、否定されては立ち直れない
これ以上、バカな奴だと思われたくない
二度と発言するのはやめよう

と、傷ついたものです。

あまり気にしないわたしでも、こうなるのです。
アイデアを考える心の余裕もなくなっていました。

このようなことが、伊藤様のチームで起こっていませんか?

否定されると、アイデアすら浮かばなくなってしまうものなのです。

もしかしたら凄いアイデアを持っている人がいるかもしれないのに
そんな意見を埋もれさせてしまいます。

何が正解か分からない時代です。

だからこそ、
できるだけたくさんの知恵を集めたい
と、考えるリーダーの方は
多いのではないでしょうか。


ひとつ事例として、
株式会社ヤッホー・ブルーイングさんの取組みをご紹介しましょう。
クラフトビールを販売している会社です。
「よなよなエール」といえば、ご存じの方も多いのでは。
私も大ファンです。
他にも「インドの青鬼」「水曜日のネコ」など、
ネーミングもユニークです。

大事にしていることは「フラットな組織文化」

そのためにやっている仕組が

 「ニックネーム制」(たとえば、社長の井出さんは、「てんちょ」)
 「雑談朝礼」

とのことです。

「私達が仕事を楽しめば、クラフトビールも楽しいものになるはず」
との思いが込められています。

以下、ホームページからの抜粋です。

「多様なメンバーで、上下関係無くフラットに議論をすることで、
 十分な意見抽出と十分な納得感を確保し、 
 大きな成果を得る(イノベーションを起こす)狙いです。

 合意形成に時間はかかるかもしれませんし、
 もしかしたらチームの出した結論の質は高くないかもしれません。

 それでも、合意形成をして納得感を醸成したうえでの「チームの実行力」こそが、
 大きな成果を生み出す源泉だと私達は考えています。」

そして、ミーティングでは、
「否定しない」というルールになっています。
そうすると、いくらでもいいアイデアが生まれてくるとのこと。

まさに、今回のヒントの実践ですね。

(※以上は、「カンブリア宮殿」で拝見しました)

少なくとも、
ミーティングの時には、
全員が発言できるような配慮や工夫が欲しいです。

気弱なメンバーであっても
付箋などを使って意見を書き出すことはできるかもしれません。

司会進行役の力の見せ所でもありますね。

ファシリテーションスキルも高めてまいりましょう。

全く発言しない人がいるという状況は、
生産性も下げてしまします。

全員参加で、
 アイデアが豊富
 選択肢が沢山

そして
結果をだせるミーティングは
楽しいですよ。

★ 活気あふれるチームは、アイデアの宝庫 ★ 

ご意見やご質問などございましたら、お気軽にお寄せください♪♪
感想などいただけますと、とても嬉しいです。

「こんな取組みでこんな効果が出ています」なども
披露していただけましたら、ありがたいです。 

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