◆経営者編◆ヒント9:腹を割って社員とぶつかることで、突破口が開く
【ご質問】
「私は○○を提案します!」
「それは違う、ダメだね!」
と、自分の意見をシャットアウトされたら
その1) どんな感情をいだきますか?
その2) そんな時、いつもどんな対応をしていますか?
その3) 反対の意見を述べるとき、どんな配慮が望ましいでしょう?
【ポイント】
ある会社の事例をご紹介しましょう。
いわゆるナンバー2、右腕と信頼していた人が
辞めることになった事例です。
その会社は、企画を通すとき、
全員が賛成しないと通らない
というルールがありました。
ある時、社長の提案に頑として首を縦に振らない社員がいました。
その社員は、よりにもよって、右腕の方でした。
なぜなの!?
反対する理由に、社長は納得がいきません。
何度話し合っても、歩み寄ることはなく、平行線でした。
そして、とうとう、
たもとを分かつことになってしまったのです。。
右腕の社員は退職することになり、
社長とともに、取引先にご挨拶まわりをすることになりました。
車で移動していましたので、
その間、たくさん話をする時間がありました。
家族のこと、趣味のこと、プライベートな話
もちろん仕事についても
・
・
ようやく二人の冷え込んだ関係に、変化があらわれてきました。
が、時すでに遅し。
「こんな時間がもっと早くに持てたら良かったですね。」と、右腕の方。
社長は大いに反省されました。
反対されたことにムカついて
感情的になってしまい
聴く耳をもたず
正しい判断ができていなかったのです。
冷静になった今なら
反対する理由が分かる
納得のいく理由だったのです。
有能な右腕を失うことになり、
ホントに悔しく、残念だったと思います。
社長に忖度することなく
しっかり意見するところは意見する
さすがは右腕!!
だったわけです。
結局は、
右腕の方の意見を反映した形で
企画を実行に移され
その結果、成功されたようです。
他の社員は、社長に忖度していたのかもしれません。
裸の王様だったのかも・・・
社長も目が覚めたようです。
それから、社長は傾聴を意識しはじめました。
本屋に行っても、「傾聴」というタイトルの本が
目に付くようになったとのことです。
本音で語れる関係づくりは大事ですね。
もう一つご紹介します。
永守重信さんの言葉
「相手の土俵に上がって、自分の相撲を取る」
凄いですね!
★ 自分が正しい! と、相手も思っています ★
ご意見やご質問などございましたら、お気軽にお寄せください♪♪
感想などいただけますと、とても嬉しいです。
「こんな取組みでこんな効果が出ています」なども
披露していただけましたら、ありがたいです。
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