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【経営・チーム】失敗から学ぶ組織力強化の秘訣!

「企業は人なり」


この言葉は、経営の神様と言われた松下幸之助氏の言葉だとされています。


企業は働く人の人格や姿勢によって良くも悪くもなる、という意味で受け取っています。

組織を構成する人々の力が影響をおよぼし成功とは逆に、没落する組織もあるわけです。

今回は、反面教師としたい事例から学び組織力強化の秘訣を探ってみましょう。

本日のテーマ 

失敗から学ぶ組織力強化の秘訣!


まず、簡単な事例から
組織の課題を確認してみましょう。

1. 東京五輪の大会組織委員会

覚えておられますか? 元会長の発言です。

「女性理事がたくさんいると理事会に時間がかかる」

世界中からブーイングの嵐でしたよね。

女性蔑視だけでなく、時間をかけて審議することを軽視している姿勢が
見受けられます。

実際に大会組織委員会では積極的に意見を出さなかった人が多かったようです。

つまり、活発な審議が少なく権力のある方への忖度が意味のある意見交換の妨げとなり、多くの理事が自己主張を控え存在感を消していたそうです。

こういったことが、一連の不祥事を許すことになった一因かもしれません。

組織内での意見交換や、参加者の主体性がどれだけ重要か考えさせられる事例ですね。

ちなみに、東京五輪の基本コンセプトには「多様性と調和」という項目があったようですが、現実の運営は、その理念から程遠かったと言えますね。

2. 〇〇〇銀行の取締役会 (多額の不正融資が発覚)

全ての議案が原案のまま承認可決されていたそうです。
つまり、取締役会が実質的に議論をして決めていく場になっていなかったということです。名ばかりの意思決定機関といえるでしょう。

こうした組織では、結局は権力のある強力な立場の方に従属してしまいます。

実際、異議を唱えるのは勇気がいることで、避けて通ることもあるかもしれません。

しかし、このような組織は必然的に衰退していくでしょう。

反面教師として自組織に活かすポイント


この出来事を自身の組織にあてはめてみると・・・ 

冷静に客観的に振り返ってみれば意外と他人事ではないかもしれません。

こういった取締役会だけでなく

定例の会議
チームのミーティング
あるいはご家族や友達など

話し合いの場で「存在を消している」人がいないでしょうか。

反対にどんどん発言力を発揮するようになった方を何人も見てきています。

周りの評価を恐れることがなくなると人は強くなれますね。

自信を持って発言できる環境をつくること、
頭から否定されることがなく受け止めてもらえる、そんな、信頼関係の醸成が求められます。


自分が発言していいんだと思えるようになると驚くほど人は別人になります。

それまでは、周りの様子を伺ってこんなこと言ったら何と思われるだろう
ばかな奴だと思われたくないしどんな反応が返ってくるか不安だし・・・

でも、一旦大丈夫と確信を持つとどんどん発言するようになります。

多くの方が、自分なりの意見、素晴らしい提案や考えを持っているものです。

だけどなかなか発言する勇気が出ないんですね。

もったいないことですそれこそ宝の持ち腐れです。

意見を引出せるような仕組みや進め方を考えなければなりませんね。

心理的安全安心な場をつくる!
異論を唱えることを称える組織文化を醸成しよう


異論を口にしにくい空気がある場合、それが、大きな問題に発展する可能性があります。
前述の2つの事例がそれを示唆しています。

また、異論を口にしたため冷遇されるようなことがあったらその組織には未来がないでしょう。

異論を唱える人を敵視するのではなく、

そういう見方もあったか、
「そうだね!」

と、受け止めてさらに議論をブラッシュアップしていくことでよりよい成果を出せる行動に
つながるのではないでしょうか。

異論を唱えることが組織の成長と持続性に繋がることを各メンバーが共通認識とし、ディスカッションできる組織は強いです。

未来への道
組織内で主体的な意見を発信する
異論を唱える文化の醸成


これらができる組織が未来への光を見つけ出すことができる!

そもそも、報告だけで終わってしまうような会議であれば資料を配布するだけで済み
時間を割いて、わざわざ集まる意味がありません。

会議の目的を明確化して、課題や問題解決のためにみんなで知恵を出し合い

参加者の一人ひとりが次の行動に移せるような

そんな取組みが望ましいですね。

それでは
今日も、ワクワク
楽しい1日をお過ごしくださいね!!


最後までお読みくださり
ありがとうございました♪

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