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コミュニケーション ブログ

信頼関係を深める関わり方 その6

今日一日 心掛けたい関わり方 言葉と態度

部下が提案書を手に、相談にやってきました。
ざっと目を通したけれど、60点ぐらいの出来栄えです。
まだまだ未熟だなぁ、と心の声が聞こえてきそうです。
まずは、説明を聞くことにしました。
まだまだと思いながら…  さらに話を聞きます  
深まってきました!

   

  「それは楽しそう~!」と、相手に体を向けて話を聞く。

  

  「あ~ わかってる、わかってる!」と、言って時計を見る

 

 前者のように、視線を合わせるだけでなく体を向けて話を聞くことで、あなたの話を全身全霊でお聞きしますよという気持ちが伝わり、信頼関係がどんどん深まっていきます。

後者は、あなたの話を聞く時間はありません、というサインですね。
「どうせ私の話なんてどうでもいいんだ。いっつもそう、まともに取り合ってくれたことがない!」という声が聞こえそうです。軽くいなしてばかりでは信頼関係を築けません。その結果、納得いかないので何度も訴えてこられることになり、逆効果です。

人は、自分の話を聞いてくれない人を信じることができないものです。


今日のヒント・豆知識

不平不満は最低でも30分は聞いてみましょう

☆傾聴で部下の心をつかんだ管理職のお話☆

文句や不平不満の多い社員を持て余していた管理職の話です。
研修の一環で管理職向けに傾聴訓練を実施していました。

ある日、例の社員が物言いたげにやってきました。
「あ~、またか」と思いつつも、今回は傾聴を実践するときが来たと覚悟を決めました。40分間ただひたすら聴いて、最後に少しだけ自分の想いを伝えたとのことです。
すると、なんと、それ以降不平不満が随分減ったらしいです。

文句言いの社員は、ただ聴いてほしかった。耳を傾けてもらいたかった。
「私の話を聞いて!!」だったんですね。
聴いてさしあげることで、あなたは大切な存在なんだということが伝わったようです。
仕事のできる方でした。

傾聴で上司と部下の関係改善につながった事例です。
傾聴の効果は大きいですね!

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