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強い組織をつくる 実践25のヒント便り

自分が正しい! と、相手も思っています

◆経営者編◆ヒント9:腹を割って社員とぶつかることで、突破口が開く

【ご質問】

  「私は○○を提案します!」

  「それは違う、ダメだね!」

  と、自分の意見をシャットアウトされたら

  

   その1) どんな感情をいだきますか?

   その2) そんな時、いつもどんな対応をしていますか?

   その3) 反対の意見を述べるとき、どんな配慮が望ましいでしょう?

【ポイント】

ある会社の事例をご紹介しましょう。

いわゆるナンバー2、右腕と信頼していた人が

辞めることになった事例です。

その会社は、企画を通すとき、

全員が賛成しないと通らない

というルールがありました。


ある時、社長の提案に頑として首を縦に振らない社員がいました。

その社員は、よりにもよって、右腕の方でした。

なぜなの!?

反対する理由に、社長は納得がいきません。

何度話し合っても、歩み寄ることはなく、平行線でした。


そして、とうとう、

たもとを分かつことになってしまったのです。。



右腕の社員は退職することになり、

社長とともに、取引先にご挨拶まわりをすることになりました。

車で移動していましたので、

その間、たくさん話をする時間がありました。

家族のこと、趣味のこと、プライベートな話

もちろん仕事についても

 ・

 ・

ようやく二人の冷え込んだ関係に、変化があらわれてきました。

が、時すでに遅し。

「こんな時間がもっと早くに持てたら良かったですね。」と、右腕の方。

社長は大いに反省されました。

反対されたことにムカついて

感情的になってしまい

聴く耳をもたず

正しい判断ができていなかったのです。

冷静になった今なら

反対する理由が分かる

納得のいく理由だったのです。

有能な右腕を失うことになり、

ホントに悔しく、残念だったと思います。

社長に忖度することなく

しっかり意見するところは意見する

さすがは右腕!!

だったわけです。

結局は、

右腕の方の意見を反映した形で

企画を実行に移され

その結果、成功されたようです。

他の社員は、社長に忖度していたのかもしれません。

裸の王様だったのかも・・・

社長も目が覚めたようです。

それから、社長は傾聴を意識しはじめました。

本屋に行っても、「傾聴」というタイトルの本が

目に付くようになったとのことです。


本音で語れる関係づくりは大事ですね。

もう一つご紹介します。

永守重信さんの言葉

「相手の土俵に上がって、自分の相撲を取る」

凄いですね!

★ 自分が正しい! と、相手も思っています ★ 

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